ビデオリサーチインタラクティブは9月19日、スマートフォンによるインターネット視聴データサービス「Smart M3」の調査結果をもとに、ロンドン五輪開催期間中におけるiPhoneユーザーのソーシャルメディア利用動向を発表した。同調査の対象は15~59歳のiPhoneユーザーで、標本サンプル数は500となっている。
発表によると、iPhoneユーザーが五輪開催期間中にスマートフォンを利用した割合は、毎時平均で37.1%となっており、開催前4週間の平均である35.1%を2ポイントほど上回っている。
主要なソーシャルメディアサービス(Facebook / Twitter / LINE)の利用率は毎時平均13.5%で、スマートフォン利用率と同様に、前4週間より2ポイント増加した。特に21時台と0時台に利用が活発化している。
また、iPhoneユーザーのうち主要ソーシャル系サービスを1日に1度以上利用した人の割合は76.4%となっており、開催前4週間の平均を5ポイント上回っている。ソーシャルメディア利用の増加がスマートフォンの利用活発化の要因になっていることがうかがえる。
なお、男女サッカーや女子柔道57kg級の競技時間を中心とした時間帯で、iPhoneユーザーのソーシャル系サービスの利用率が特に上昇したという結果も出ている。
このほか、同社は9月末にリリース予定のレポート「SmartPhone Contents Report」の付帯調査として、ロンドン五輪開催期間中のインターネット行動に関するWeb調査も行っている。同調査では、全体の4割以上が何らかのインターネット行動をしたと回答。また、スマートフォンとタブレット端末を両方持っているユーザーは、片方のデバイスしか持っていないユーザーに比べ、五輪関連のインターネット行動を積極的に行っているという結果になっている。