Xen - hypervisor, the powerful open source industry standard for virtualization. |
Xen.orgは9月17日(米国時間)、Xenの最新安定版となる「Xen 4.2」をアナウンスした。XenはOSSのハイパーバイザ。IA-32、x86、x86_64、ARMなどのアーキテクチャに対応しているほか、ゲストOSとしてWindows、Linux、Solaris、*BSDなどに対応している。
Xen 4.2は18ヵ月ぶりのメジャーリリースバージョン。30万行以上のコードが書き換えられており、いくつもの新機能や改善が施されているという。Xen 4.2における主なハイライトは次のとおり。
- 標準のツールスタックをXLに変更。Xenではこれまでxendデーモン及びxm管理インタフェースをツールスタックとして採用していたが、Xen 4.2よりXLに変更している。XLとxm/xendの機能比較はこちらで紹介されている。
- Xen 4.1よりmもさらに大規模なシステムをサポート。ホスト側は最大4095CPUまで対応し、ゲスト側は512CPUまで利用できるようになった。
その他、セキュリティの改善及びドキュメントの拡充なども実施されている。Xen 4.2はGPL v2のもとソースコードが公開されており、プロジェクトページより取得できる。