日本HPは9月19日、ハイブリッドクラウド環境を実現する「HP Hybrid Deliveryソリューション」を強化し、ハイブリッドクラウド環境の構築を支援する「ハイブリッドクラウド連携サービス」の提供を開始すると発表した。

「HP Hybrid Deliveryソリューション」の体系

「ハイブリッドクラウド連携サービス」は、オープンなプライベートクラウド環境を実現する「オープンソースクラウド基盤ソリューション」、利用者の要件に適したパブリッククラウド接続を提供する「パブリッククラウドコネクト」、オンデマンドに別環境のリソース利用を実現する「バースティング構築支援」、罹災時にパブリッククラウド上でのシステム稼働を実現する「クラウドバックアップ構築支援」、ハイブリッドクラウド環境を透過的に管理する仕組みを構築する「統合管理環境構築支援」の5つのソリューションで構成されている。

「ハイブリッドクラウドの活用イメージ

「オープンソースクラウド基盤ソリューション」は、OpenStack、Citrix CloudPlatformなどを利用したクラウド基盤ソリューションで、OSSと独自のコンポーネントによる最適化を実施し、設計構築サービスを提供する。

「オープンソースクラウド基盤ソリューション」

「パブリッククラウドコネクト」は、利用者の要件に適したパブリッククラウドの選択・接続を提供し、インターネット/VPN/専用線、冗長化方式などの接続方式に対応する。

「パブリッククラウドコネクト」

「バースティング構築支援」は、システムのリソース利用状況に応じてオンデマンドに別環境のリソースを利用するしくみを構築し、バースティング機能を活用したリソース計画の策定支援を行う。

「バースティング構築支援」

「クラウドバックアップ構築支援」は、パブリッククラウド上へのデータの隔地保管とレプリケーションを実現し、罹災時など有事の際にパブリッククラウド上でシステム稼働させることが可能となっている。

「クラウドバックアップ構築支援」

「統合管理環境構築支援」は、リソースの配置を自動化する仕組みを構築し、複数クラウドを対象に一元管理する。

「統合管理環境構築支援」

同社では、「ハイブリッドクラウド連携サービス」の提供により、「HP Hybrid Deliveryソリューション」のポートフォリオが完成し、ハイブリッドクラウド環境の実現を計画から導入、連携フェーズまでトータルでのサポートが可能になったとしている。