横浜市は、「誰もが暮らしたいまち」「誰もが活力あるまち」を作り出すことを目的とした都市構想「環境未来都市」構想において、街の回遊性とCO2削減の効果促進を狙う自転車を利用した取り組みとして、サイクルシェア(自転車共同利用サービス)の社会実験をNTTドコモと共同で4月より行っているが、その利用回数が7万回(8月末現在)を超えたと発表した。

「baybike」の利用イメージ

サイクルシェアとは、レンタサイクルの形態のひとつで、自転車共同利用サービスとなる。横浜のサイクルシェア「baybike」は、横浜市とNTTドコモが社会実験として行う自転車の共同利用サービスで、2011年4月から2014年3月までの期間で実施されている(利用時間7:00~21:30)。

横浜の観光スポット「みなとみらい」、「関内」周辺に無人の貸出・返却拠点(サイクルポート)が27カ所あり、観光や日常の交通手段として利用することができる。

「baybike」は、「サイクルシェア」と「モバイル」の連動を意識し、自転車の予約から、利用、返却、利用後のデータフィードバック(自転車走行距離などのレポート)までを一貫して携帯電話でコントロールすることが可能。また利用者が、走行ルートや消費カロリー、観光スポットなどを楽しめるAndroidアプリの提供も行っている。

予約画面

走行距離やカロリー表示

主な特徴には、「おサイフケータイを会員証にできる」、「無人のシステムで簡単登録」、「携帯電話で自転車を検索/予約」、「携帯電話で認証・貸出」、「行先ナビゲーション」、「携帯電話で返却場所を検索」、「携帯電話で認証・返却」などが挙げられる。

8月末時点の概要として、利用状況は登録者数が約8,000人、利用回数が約7万2,000回。

「baybike」の登録料金はICカードが1,050円、おサイフケータイが315円(平成24年9月末まで登録無料)、利用料金は1回利用が105円、1日会員プランが525円、月額が1カ月1,050円、予約機能が利用可能なプレミアムが1カ月1,575円となっている。