アドビ システムズは、ソーシャルマーケティング・ツール「Adobe Social」の提供を開始した。同製品は現在のところ北米、およびEMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)諸国にて提供されているが、日本での提供については未定となっている。
「Adobe Social」は、ソーシャルメディアの運用・管理から効果の分析まで一元管理できる新製品。Webマーケティングに活用できる製品群「Adobe Digital Marketing Suite」の中の1製品という位置づけで、同製品群の中では初めてソーシャルメディアをターゲットとしたものとなる。
同製品にはマーケティング担当者が即座に効果測定が可能なソーシャルメディアキャンペーンを遂行するための機能が搭載されており、広告やコンテンツ制作、アプリケーションの制作、分析などの行程を一元管理できる。FacebookページおよびTwitterのプロフィールから、適切なプロモーション対象を絞り込むことが可能。また、ペイドメディア、オウンドメディア、ソーシャルメディアがそれぞれ業績に与える影響を把握できるリアルタイム解析機能も搭載している。
また、「Adobe Digital Marketing Suite」を形成するさまざまなソリューションと連携することで、ソーシャルメディアを運用する組織が内外の複数の関係者と協力し、適確な対象者に適切なタイミングでリーチすることができるとのことだ。