メディアドライブは、高精度なOCR技術を搭載した文書変換サービス「WinReader Online」の提供を10月1日から開始すると発表した。同サービスは、ビジネス文書や新聞、雑誌などさまざまな文書をデジタルデータへ変換することができるというもの。

WinReader Onlineは、活字文書を読み込み、OCR結果を文書ファイルに変換するクラウドサービス。Windows向けの業務用活字文書OCRソフトウェア「WinReader PRO」と同等のOCRエンジンを搭載し、データ変換精度の高さが特徴のひとつとなっている。日本語、英語のほか、中国語(簡体字 / 繁体字)や韓国語の文字認識が可能で、テキストファイルだけでなく、最新のOffice文書フォーマットや、透明テキスト付きPDFファイルなどへの変換にも対応している。

Webブラウザから利用できるクラウドサービスのため、アプリケーションのインストールなどは不要で、常に最新版のサービスを利用できる。またOpen IDに対応しており、Google / Yahoo! JAPAN / mixiのIDを持っていれば専用IDを作成する必要もない。

サービスの料金は事前にプリペイド式のOCRチケットを購入し、文書ファイルに変換する際にページ単位で課金される仕組み。OCRチケットは50枚パックで2100円で、10月1日まではベータ版トライアルキャンペーンとして無料で提供される。

WinReader Onlineの利用イメージ

なお今後、画像や認識結果などのOCR処理に関するデータをXML形式で出力するサービスも予定している。