Wind Riverは、M2Mアプリケーション専用の総合的なソフトウェア開発環境「WindRiver Intelligent Device Platform」を発表した。
センサやネットワーク技術の発達により、システムのインテリジェント化が進み、「遠隔医療モニタリングシステムで医師のパソコンにデータを送信する」、「スマートメーターで電力使用量のデータを収集する」、「自動車のGPSにリアルタイムに交通データを配信する」といった、リモートマシンから得られる情報を活用しようという「モノのインターネット(IoT:Internet of Things)」に対する期待が高まっている。
同製品は、同社の組み込みLinux「Wind River Linux」と検証済みミドルウェア(virtual machine、OMA DM、OSGi、TR-069、Home Automationなど)を基盤にすることで、M2Mの開発に必要なセキュリティ、コネクティビティ、管理性を提供しようというもので、事前にインテグレーション済みの汎用コンポーネントが提供されるため、カスタマは開発期間の短縮が可能となる。
なお、同製品は2012年第4四半期から提供が開始される予定となっている。