アライドテレシスは9月10日、Top of Rack データセンタースイッチ「AT-DC2552XS」のファームウェアをバージョンアップし、ファームウェア「Ver.2.5.2.1」のダウンロードサービスを、同日より開始したと発表した。あわせて、専用ブレークアウトケーブル、19インチ スライディング ラックマウントキットの発売を9月14日より開始する。

「Ver.2.5.2.1」では、「レジリエント・イーサネット・ファブリック」(REF)のサポート、QSFP+スロットの10G×4モードへの対応、ポリシーベースQoSのサポートなど機能強化された。なお、「AT-DC2552XS」の価格は320万円(税別) 。

「AT-DC2552XS」

「REF」は、AT-DC2552XS 2台で同一のLACPトランクグループを構成することにより、どちらか一方の装置でリンク障害や装置障害が発生しても通信の継続を可能にする。

QSFP+スロットの動作モードについては、切り替えにより40Gポート(40Gモード)としてだけでなく、4つの10Gポート(10G×4モード)としての使用が可能となり、10G×4モード時には、オプションの専用ブレークアウトケーブルを使用することで、QSFP+ポートから4つのSFP+ポートに接続することができる。

また、オプションとなる19インチ スライディング ラックマウントキット「AT-RKMT-SL01」は、スライド式のラックマウントキットで、「AT-DC2552XS」のほか、コア・スイッチx900シリーズにも対応している。

価格は、「AT-QSFP-4SFP10G-3CU」(QSFP+スロット<=> SFP+スロット×4 銅線ダイレクトアタッチケーブル3m)が15万円、「AT-QSFP-4SFP10G-5CU」(QSFP+スロット<=> SFP+スロット×4 銅線ダイレクトアタッチケーブル5m)が18万円、「ET3-MPO08-4LC-5」(QSFP-SRコネクタ<=> SFP+-SR×4 光ブレークアウトケーブル 5m)8万円、「ET3-MPO08-4LC-10」(QSFP-SRコネクタ<=> SFP+-SR×4 光ブレークアウトケーブル10m)が10万円、「AT-RKMT-SL01」(19インチ スライディング ラックマウントキット)が4万円となる(いずれも税別)。