楽天は9月10日、物流サービスの強化を目的として、2013年秋を目処に、大阪市中心部より15km圏内の兵庫県川西市に新たな物流拠点を開設すると発表した。

同社は、千葉県市川市に初の物流拠点を開設し、「楽天ブックス」の商品に加え、「楽天市場」に出店する複数店舗からユーザーが一括して商品を購入しまとめて受け取ることができるサービス「楽天24」の商品を取り扱っている。

また、楽天物流は、商品在庫の入出荷、保管、梱包、配送、カスタマーサービス、各種VAS(バリューアデッドサービス)などの総合フルフィルメントサービス「楽天スーパーロジスティクス」を、楽天市場に出店する店舗に対し、市川のセンターを拠点として提供している。

今回2013年に、新たな物流拠点が開業することで、「楽天スーパーロジスティクス」の処理能力を高めると同時に、西日本地域への配送リードタイムの短縮を図る。

新拠点は、中国自動車道 池田インターチェンジより約4km、名神高速道路 尼崎インターチェンジより約8.5km、国道176号線より約500m、さらに大阪国際空港(伊丹)にも約5.5キロメートルと近接しており、大阪市中心部はもちろん、神戸や京都など、広域関西圏をカバーする物流拠点として非常に利便性の高い立地だという。

新物流拠点の計画概要は、所在地が兵庫県川西市、敷地面積が約3万7,787平方メートル(約1万1,430坪)、計画延床面積が約7万7,576平方メートル(約2万3,466坪)、着工予定が11月、竣工予定が2013年11月末となる。また施設計画として、建物上部に大型車両が乗り入れ可能なスロープを備えるとしている。