アドビ システムズは、オランダ・アムステルダムで開催されている国際放送機器展「IBC 2012」(9月11日まで)において、新技術を出展している。
このたびの出展の目玉は、最新の共同作業用ワークフロープラットフォームである「Adobe Anywhere for video」。これを使用することで、「Adobe Premiere Pro」や「Adobe After Effects」、「Adobe Prelude」などの同社ツールを使用するチームが、ほぼすべてのネットワークを通じて素材を共有しながら連携することができるようになる。
加えて、Chyron、Dalet、EVS、Vizrtなど、報道番組やスポーツ番組の業界を代表するアセットマネジメントやグラフィックスのベンダーとの新規提携も発表。同社は、これらの展開によって、顧客の制作時の効率化を推し進めることができるとしている。
なお、現在同社のWebサイト上では、他社のムービー制作ソフトを使用している個人・企業を対象に、「Adobe Creative Suite CS6 Production Premium」や「Adobe Creative Cloud」に移行するためのSwitchキャンペーンを展開中だ。特定の要件を満たすことで、「Adobe Production Premium」が約30%割引(アドビライセンスストア価格)、「Adobe Creative Cloud」個人版年間プランが40%割引になる。