ロジテックINAソリューションズは9月6日、「Microsoft Windows Storage Server 2012」を搭載したCube型のNAS(Network Attached Storage)「LSV-5S4CQ」シリーズの発売を、10月中旬より開始すると発表した。価格は未定。
同製品は、Ethernetネットワークに接続することにより、クライアントPCとのファイル共有を可能とするCube型のNASで、「Microsoft Windows Storage Server 2012」を搭載しているが、Windows Storage Serverに関してはCALが不要。
「ディスク暗号化機能」により、ハードウェア暗号化エンジンによる暗号化(AES XTSモード 256ビット鍵長)を行い、NAS本体の電源がオン状態のままでディスクの交換が行える機能「ホットスワップ」により、故障発生時にもシステムを停止することなくメンテナンスが行うことができる。
2TB、4TB、8TBの3種がラインアップされ、それぞれに4台のHDドライブを搭載しRAID 5を構成。ギガビットイーサネット対応LANポートx2、CPUはデュアルコア1.8GHz、メモリは4GBを搭載している。
また、拡張バックアップユニットの容量統合や、簡易レプリケーションなどを行うことが可能になるディスク仮想化ツール「VVAULT Basic」、iPhoneやAndroid端末から本製品内のデータへのアクセスが可能になる「ServersMan@CAS」の標準搭載を予定している。
「LSV-5S4CQ」シリーズに搭載されている Windows Storage Server 2012は、新しいファイルシステムであるReFS(Resilient File System) によりデータの信頼性を向上させるほか、ストレージ全体で情報にアクセスできるユーザーの制御やユーザーの監査を実現するダイナミックアクセス制御が可能。