同プログラムについて解説した、YouTube コンテンツオペレーションズ アジア太平洋統括 デービッド・マクドナルド氏

YouTube は、未来のデジタルコンテンツを担う人材を支援するプログラム「YouTube NextUp」への応募を受け付けている。募集締切は10月9日。

同プログラムは、YouTubeに作品を投稿しているクリエイターを対象に行われるもの。今年度は応募者の中から最大16名を選抜し、コンテンツ制作のための機材や物品(60万円相当)を提供。加えて、東京で開催される計5日間のクリエイター向けトレーニングキャンプワークショップへの参加機会、そしてコンテンツやクリエイター自体のプロモーションの機会が提供される。

YouTubeに作品を投稿するパートナーの中には、サラリーマンの年収(400~500万円)程度の収入を得る人も現れ始めているという(左)、昨年度のプログラムは10名が選抜上限だったが、今年は16名まで枠を拡大(右)

sasakiasahi氏

2011年のプログラムに参加したメイクアップ動画作者のsasakiasahi氏は、彼女自身を含めた参加者の投稿動画のクオリティが、トレーニングキャンプ参加後にのきなみ向上したことを指摘。YouTube本体からのプロモーション支援も手伝って、現在彼女のチャンネルに登録している視聴者は7万5000人を超えたという。

また、sasaki氏は、バラエティ動画の投稿で知られるメグウィン氏のように、動画をコンスタントに投稿し続ける「毎日投稿系男子」、あるいは女子が増えてほしいともコメントした。

なお、応募に際して、応募者のYouTubeチャンネルを代表する動画1件と、YouTubeでの目標や技術研修で習得したい内容を表す小論文(最大400字)の提出が求められる。応募自体は同プログラムのWebページから行うこととなっている。