シュナイダーエレクトリックは、次世代型「Smart-UPS」シリーズのタワー型4モデル(SMT500J、SMT750J、SMT1000J、SMT1500J)を9月10日から発売する。

「Smart-UPS」フロント/リアイメージ(写真はSMT750J)

同モデルは、電源および充電状態が良い時に、AVRコンポーネントをバイパスして熱量を低減し、効率97%以上を実現するグリーンモードを搭載。これによるUPSの効率的な運用で、電力コストとCO2 排出量を削減できるだけでなく、従来製品では2.5年だったバッテリー寿命を4.5年に延ばし、バッテリー交換コストの削減に貢献した。

また、LED 表示のみだったインタフェースにLCDを採用(LCD+LED)。従来製品ではソフトウェアを介さなければ確認することのできなかった、パワーメーターや障害情報などをカタカナで表示することを可能にし、運用・管理を効率化した。また、バッテリー交換予測をLCDで管理することが可能になったことで、無駄なく、より安全なバッテリー交換が行えるという。

加えて、同製品(1000VA 以上のモデル)の出力コンセントは、各モデルによって構成が異なるものの、切り替えなしのメインコンセントを含めて複数のコンセントグループに分かれている。メインコンセント以外のコンセントは、グループ毎に個別に、オフ/オン、シャットダウン、リブート(シャットダウンとリスタート)のコントロールが可能。さらに、指定したシーケンスに従って各グループをオフ/オンすることができるため、時間差で電源オフ/オンしたい場合など、管理ソフトウェアを使わずにUPS単体で簡単なコントロールができる。

外形寸法と重量は、出力電力容量が360W/500VAの「APC Smart-UPS 500 LCD 100V(SMT500J)」(4万9,245円)の外形寸法が167×140×359mm、重量が13kg。出力電力容量が980W/1200Vの「APC Smart-UPS 1500 LCD 100V(SMT1500J)」(12万120円)の外形寸法が225×172×439mm、重量が26kg。そのほか、「APC Smart-UPS 750 LCD 100V(SMT750J)」の価格は67,200円、「APC Smart-UPS 1000 LCD 100V(SMT1000J)」の価格は84,000円。