日比谷花壇は、カメラで映した映像にCGやテキストなどのデジタル情報を合成して表示するAR(Augmented Reality:拡張現実)技術と、装花等による空間装飾を融合した、装飾サービスの提供を9月上旬から開始すると発表した。
AR技術を活用したスペシャルコンテンツを、フラワーディスプレイやイルミネーションをはじめとする空間装飾と組み合わせることで、よりエンターテインメント性の高い空間装飾、記念撮影スポットとして、ショッピングモールや観光施設、空港やターミナルステーション、ホテルなどに向けて、サービスを提供していく。
具体的には、利用者が同社オリジナルのスマートフォンアプリ「ポップアップカメラ」(ARシステム)をダウンロードし、アプリを起動後、スマートフォンのカメラをARマーカーを設置した空間装飾に向けてかざすと、マーカーを認識し、マーカー上に3D CGオブジェクトなどのスペシャルコンテンツを表示・演出するというもの。空間装飾の中に表れる、AR技術で表示するCGオブジェクトコンテンツと一緒に、記念撮影することが可能となる。
この冬に向けて、記念撮影されることも多いクリスマスツリーやクリスマスイルミネーションなどの空間装飾向けに、踊るサンタクロース(動画)、3Dのトナカイ(画像)、舞い落ちるスノーフレーク(動画)のARコンテンツを用意するとともに、オリジナルARコンテンツのデザイン、制作も請け負う。
日比谷花壇では、ARコンテンツを組み込んだ空間装飾の企画・デザインから、ARコンテンツの制作、AR技術に対応したチラシやパンフレットの制作、イベント施工までをトータルで支援するサービスとして提供していく。