ソリトンシステムズは9月3日、JTBグループの25社3000台のPCを対象に、情報漏洩対策と資産管理を行うクラウド型サービス「OnDemand」シリーズの提供を開始したことを発表した。
旅行大手として多数の顧客を抱えるJTBグループでは、個人情報や業務上の機密情報について、情報漏洩対策や内部統制を目的としたグループ内規定が設けられている。しかしグループ各社の企業規模が異なるため対応にばらつきがあり、セキュリティレベルを統一できる有効なツールの導入が課題となっていたという。今回、その課題を解決するために、クラウド型サービスOnDemandシリーズが採用された。
OnDemandシリーズは、ログ管理やUSB制御など、PCのセキュリティ管理に必要な機能を包括的に提供するクラウドサービス。導入にあたって管理サーバなどの専用設備が不要で、日々のシステムメンテナンスなども必要なく、初期コストや運用負担を抑えられるといった特徴がある。
JTBグループは今後、OnDemandシリーズを活用し、情報セキュリティ対策と内部統制を強化するとともに、グループ各社へのさらなる展開を進めていくとしている。