こんにちは、モニプラ運営事務局マーケティングチームの高橋です。

Facebook上でキャンペーンを行う際、やはりどのようなキャンペーンを行うのかが悩みどころだと思います。

新しいファンを獲得したい、市場調査を行いたい、新商品のプロモーションを行いたい等、目的によってキャンペーン企画の戦略が変わってきます。「モニプラ for Facebook」ではニーズにお応えできるよう、プレゼント、スピードくじ、アンケート、人気投票、スピードくじ、フォトコンテスト、カキコミ等12種類のキャンペーン形式をご提供させていただいておりますが、実際にどのようなキャンペーン形式が企業様にたくさん利用されているのか調べてみました。

■レポート概要

期間:2011年5月11日(サービス開始)~ 2012年8月23日

(※終了済みのキャンペーンを抽出)

●開催キャンペーン数:1,480件

●ユーザー数:約25万人超(2012年7月現在)

●累計 参加数 : 1,917,270件

●1キャンペーンあたり平均参加者数 : 1,295名

●累計 総当選数 : 30,858件

ファンからの生の声を収集できるアンケートキャンペーンと、ファンが気軽に参加できるプレゼントキャンペーンが人気

333件の実施データから分かったFacebookキャンペーンを成功させる3つのポイント

http://smmlab.aainc.co.jp/?p=3268

半年前に調査したこちらのレポートの結果と比較してみたところ、キャンペーン形式の人気順位には少し変動がみられました。

半年前に全体の28%を占めていたアンケートキャンペーンは、継続して人気1位を誇っています。アンケート機能を利用してマーケティング調査を行う、ファンの生の声を収集する、またアンケートで得られた情報を、Facebookページや自社WEBサイトのコンテンツとして二次利用するなどといったメリットを踏まえての堂々の1位です。

しかし半年前に2位の人気を誇っていたフォトコンテストは3位となり、反対にプレゼントキャンペーンの利用比率が増加しています。ユーザーは登録をするだけで参加が完了となるため参加率が高く、より多くの参加者・「いいね!」を集めるのに最適なキャンペーン形式であると言えます。Facebookマーケティングの中で、キャンペーンを利用してファンを獲得するという傾向が定着してきているようです。

キャンペーン参加ハードルのレベルにより、参加数は変化します。

ではユーザーからはどのようなキャンペーンが好まれているのでしょうか?平均参加数が多い順からスピードくじ、アンケート、投票、プレゼントとなり、やはり参加ハードルが低いキャンペーン形式ほど参加数は多くなりました。反対にユーザーから写真投稿を募る、モニターになってもらう等のユーザーからのアクションを求めるものは、参加数とのトレードオフになりやすい傾向が見られます。

なお、1キャンペーンあたりの平均参加数は1,295名でした。

全キャンペーンの34%にあたる496キャンペーンが1,000名以上の参加を集め、上位4%にあたる70キャンペーンに当たっては5,000名以上の参加を集めることができました。

キャンペーン賞品数は少数豪華か大量当選で

キャンペーン賞品数の平均は16商品でした。

全体の40%強が副賞も加えた商品数5点以内でキャンペーンを開催しているようです。

また、数は少ないですが、1,000以上の賞品を用意したキャンペーンも開催されています。

では実際に商品数がキャンペーンの参加者数にどのように影響しているのでしょうか?

キャンペーン賞品数と平均参加者数を示したものが下記のグラフになります。

賞品数が多いほど多数の参加者を獲得しやすい傾向にあるようですね。

アルコール飲料・金券等の大量当選キャンペーン、または家電、旅行券等の少数豪華賞品が人気

キャンペーン参加者への賞品はどうするか?なかなか悩ましいところですよね。

キャンペーン賞品として人気のあるのは食料品、ファッション、美容・コスメ等の商品でした。やはりプレゼントする側として選択しやすい、自社商品であるといったメリット等が大きいのでしょう。

参加数が多かった(5,000名以上)キャンペーンの傾向を見ると、アルコール飲料、自社飲食品の大量当選系、もしくは旅行券、家電等の豪華賞品等が列をなしています。

Facebookでのマーケティング活動は、ページのフェーズ、ターゲットユーザー、目的によりキャンペーンの開催形式が異なります。多数のファンを獲得するために参加ハードルを下げ、参加者を獲得するのか?自社商品を賞品とし、参加者に利用してもらうのか?既存ファンとのコミュニケーションを図るため参加数より生の声抽出を目的とするのか?形式(内容)×賞品×賞品数に工夫をこらし、単に「いいね!」を増やすだけでなくアクティブユーザーとエンゲージメントを高めるきっかけとなるようなキャンペーンを考えてみてください。

関連記事

333件の実施データから分かったFacebookキャンペーンを成功させる3つのポイント

【実例データ検証!】150件以上のFacebookキャンペーンから分かった!目的とステージに合わせた実施ポイント

Facebookインサイトから知る!クチコミを生み出すウォール投稿記事とは?