Net Applications - Usage Share Statistics for Internet Technologies. |
Net Applicationsから2012年8月のデスクトップブラウザシェアが発表された。ブラウザ別ではChromeとSafariが上昇し、IE及びFirefoxが減少している。ただし、ここ数ヵ月はどのブラウザも微増もしくは微減となるだけで、若干のユーザの移動が見られる程度となっている。
2012年8月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/円グラフ - Net Applications報告 |
2012年8月短周期一括型バージョン別ブラウザシェア/棒グラフ - Net Applications報告 |
順位 | ブラウザ | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | IE | 53.60% | ↓ | 下落傾向 |
2 | Firefox | 20.05% | ↓ | 微減 |
3 | Chrome | 19.13% | ↑ | 微増 |
4 | Safari | 5.10% | ↑ | 上昇傾向 |
5 | Opera | 1.58% | - |
順位 | 短周期一括型バージョン別ブラウザ | シェア | 推移 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | IE8 | 25.27% | ↓ | 32ヵ月連続1位。下落傾向 |
2 | Chrome+ | 19.13% | ↑ | |
3 | Firefox 4+ | 18.49% | ↑ | 4位から3位へ |
4 | IE9 | 18.40% | ↓ | 3位から4位へ |
5 | IE6 | 6.92% | ↑ | 上昇に転じる |
6 | Safari 5+ | 4.84% | ↑ | 上昇傾向 |
7 | IE7 | 2.71% | ↓ | 下落傾向 |
8 | Opera+ | 1.58% | - | 9位から8位へ |
9 | Firefox 3.x | 1.44% | ↓ | 8位から9位へ |
IEのバージョン別では8月はIE6のみがシェアを回復し、その他のバージョンはどれも減少している。これまで長期的にIE9が成長し、IE6/7/8のシェアが減少するといったバージョン移行の影響が見られていたが、8月においては逆の現象が起きている。Net ApplicationsのデスクトップOSのシェア調査では、引き続きWindows XPからWindows 7への移行が見られることから、今回の現象は一時的なものと思われる。
Chromeでは自動アップデートの影響で、7月31日に公開された最新の安定版であるChrome 21が急激にシェアを伸ばし、前バージョンのChrome 20が急激にシェアを落としている。Firefoxも同様にサイレントアップデートにより、7月18日に公開されたFirefox 14がシェアを伸ばし、Firefox 13が急落している。Firefoxに関しては8月28日に最新のFirefox 15が公開されたばかりだが、調査結果では影響はまだでていない。Firefox 15への移動は2012年9月の調査結果で見受けられることが予想される。