日立ソリューションズは、肥後銀行に「MEANS ファイルサーバスリム化ソリューション」を導入したと発表した。
肥後銀行では、ファイルサーバから古いファイルを自動的に一時保管用サーバに移動する運用を開始し、2011年12月から2012年2月までにファイルサーバーの全ファイル数の約30%を削減し、同サーバに保存されているデータのバックアップにかかる時間を11時間短縮した。
同行では、経営方針に基づき、システム基盤の標準化とセキュリティの向上のため、2001年よりサーバからOSやアプリケーションを実行するサーバベースドコンピューティングやペーパーレス化を進めていたが「データ量増大と作成されたファイルが消去されないことによるファイルサーバ容量増大」、「電子ファイルの利用促進に伴う、PDF、画像などの大容量ファイルの増加」が課題となっていた。
課題を解決すべく、日立ソリューションズは、MEANS ファイルサーバスリム化ソリューションに「ファイルサーバから更新日などで判別した古いファイルを自動的に一時保管用サーバへ移動する機能」、 「移動後のファイルが再度必要になった場合、すぐに利用できるようにファイルサーバのフォルダに一時保管用サーバへのショートカットを作成する機能」を追加して、同行に提供した。
同ソリューションの導入効果は、ファイル数の削減やバックアップ時間の短縮だけでなく、クライアントPCから約70GBのファイルをファイルサーバに移行するとともに、クライアントPCのハードディスクへの文書保存を禁止と変更、ペーパーレス化(紙から電子ファイルへ)のさらなる推進等が挙げられる。