富士ゼロックスは、規程・業務マニュアルに関わる一連の作業を支援するソフトウェア「Apeos PEMaster Manual Weaver 2.3」を9月12日より発売すると発表した。
同製品では、オプションとして「規程・業務マニュアル」をWebブラウザで閲覧用に公開・検索機能を含む「検索閲覧サーバーオプション」を加えることで、「規程・業務マニュアル」の作成・編集→承認・管理→公開準備→「公開」という運用フローを一気通貫で支援する。
これまで「公開」にあたっては、個別に検索エンジン、公開環境を構築する必要があったが、今回発表した機能を盛り込んだ「検索閲覧サーバーオプション」を加えることで、一気通貫で提供する態勢を整え、運用開始に要するシステム構築費を抑え込み、リードタイムを短縮する。
「Apeos PEMaster Manual Weaver 2.3」概要イメージ |
同製品は、編・章・節、その他本文内箇条番号などの項番や、ジャンプ先表記が、自動的に統一、管理されることで、標準化と改訂作業効率化を同時に支援し、節などブロック単位での細かい改訂管理が可能となる。
規程・マニュアル文書はXML形式の構造化ドキュメントとして編集・保存・管理される。文書は、公開用文書として一括してHTML形式やPDF形式のデータに変換でき、「検索閲覧サーバーオプション」を介して、常に最新の版を営業店などに公開可能。また、閲覧先のサーバー単位で、コンテンツの非表示、表示も可能。
さらに、文章のブロックや図・表などを「共有部品」として登録でき、「共有部品」を修正すれば、参照先も自動で修正され、修正漏れを防止。変更や承認の履歴の管理はもちろん、公開文書の「版」も正しく記録。新版と旧版における違いなど、比較したいバージョンを複数選択して変更点を確認できるほか、比較した内容は、XMLファイル形式でダウンロードできる。
また、業務フローに沿った目次ナビゲーション表示、五十音インデックス生成、図目次、階層単位の検索など、スピーディーに目的の箇所にアクセスできる機能を提供。本文内には「帳票」や「関連文書」などを紐づけ、表示することも可能で、イントラネットやインターネットの文書にURLアドレスのリンクを設定することも可能となる。
同システムの構成と、価格は次のとおり。
ツール名 | 説明 |
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Webクライアントツール | サーバーで文書の改訂管理を行い、複数の担当者がWebブラウザー経由で、共同で編集する環境を提供 |
システム管理ツール | ユーザー登録、管理、サーバー機能設定 |
構造化文書作成支援モジュール | Microsoft Office Word 2007ベースの文書作成編集エディター |
検索閲覧サーバーオプション | 閲覧用HTML/PDFの一括生成、公開サーバーへの転送、閲覧者用検索機能 |