サイボウズは8月26日から9月15日までの3週間、「チーム」「個人」両方の生産性向上を目的として、時間・場所の制約をなくした新しい働き方(通称:ウルトラワーク)の試験運用を、クラウドを活用して実施すると発表した。
同社は米国企業との関わりも増加するなど、事業領域が拡大し、働き方をこれまで以上に柔軟に検討することになったほか、時間・場所を越えたコラボレーションを可能とするITサービスを提供する企業として、事情のある一部の社員だけでなく、全社のワークスタイルを変革することに、「チーム」「個人」両方の生産性を向上するため「ウルトラワーク」という時間や場所の制約のない働き方を試みる。
今回、カスタマーサポートを除く全部署で実施し、業務効率の向上や雇用機会の創出を図る。
考えられる働き方は、「早朝、涼しい自宅で集中して仕事をする」、「オフィス外のスペースで企画をブレストする」、「保育園の親子行事の前後の時間で仕事をする」、「病院の診療時間の前後に落ち着いた場所で仕事をする」、「深夜、自宅で米国の顧客とWeb会議をする」、「移動先のホテルで仕事をする」、「通勤ラッシュ時を避けた前後の時間に出勤する」、「遠方通勤者が近所の同僚の自宅で一緒に仕事をする」など。
ウルトラワーク運用のためのルールは、「(1)チームの生産性を下げない(会議や上司の指示を優先」「(2)上司(部長)の承認があること(部ごとのルールに従う)」「(3)業務時間が「スケジュール」に前日までに登録されている」「(4)業務時間中は、連絡がとれるようにしておく」となっている。(3)と(4)は9時から18時で会社にいる場合は不要。