東陽テクニカは、仮想環境におけるネットワークモニタリングソリューションとして新たに米Fluke NetworksのOmniPoint Element(以下、OPE)を発売すると発表した。
OPEは、仮想サーバや既存のハードウェアにインストールすることにより、サーバ内部のトラフィックやレスポンスタイムなどをモニタリングできるだけでなく、WANのトラフィックをモニタリングできるソフトウェア。
仮想化環境におけるネットワークのパフォーマンスモニタリングに必要な「トラフィック分析」、「サーバレスポンスタイム分析」、「アプリケーションフロー分析」、「バーストトラフィック分析」、「VoIP分析」等の機能をソフトウェアで実現する。
さらに、クラウド環境において広く用いられているネットワーク管理技術(SNMPやNetFlow、sFlow)では可視化できなかったバーストトラフィック、アプリケーションごとのレスポンスタイムや音声品質の可視化をソフトウェアで実現する。
「OmniPoint Element」閲覧データイメージ(バーストトラフィックの把握) |
「OmniPoint Element」閲覧データイメージ(スループット、サーバレスポンスタイム) |
OPEは、エージェントソフトウェアとデータを閲覧するためのマネージャソフトウェアから構成され、エージェントソフトウェアはESXI 4.1以上のサーバ、Riverbed、Cisco SREなどの上で動作するため専用のハードウェアを必要としない(別途Fluke Network製VPMサーバが必要)。
販売するOPEシリーズの製品と1ライセンスあたりの価格は、OPE-024が24万円、OPE-VoIP-026(VoIP)が34万円。サポートするOmniPoint Elementがインストールできる環境は、2012年8月現在、ESXi 4.1以上の環境、Riverbedシリーズ、Cisco SRE、Cisco UCS Expressシリーズなど。