アイ・オー・データ機器は8月29日、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT Professional OEM」を搭載したNAS(Network Attached Storage)「HDL-Z2WSVシリーズ」において、従来の2TBに加え、新たに4.0TBモデルを追加、9月中旬より発売を開始すると発表した。価格は、13万8,000円(税別)。

「HDL-Z2WSVシリーズ」

同シリーズは、ストレージ仮想化ソフト「VVAULT Professional OEM」により、接続されたUSB HDDやネットワーク上のNASを同製品に搭載されたHDDと統合して1つの仮想記憶領域として利用することが可能なNAS。すでにUSB HDDやNASを利用中でデータを同製品に移行する場合にも、既存のストレージ製品を利用できる。また、USBプリンタを接続しての共有も可能。HDDのカートリッジは2スロット(SATA接続)。

接続できるストレージ台数が最大99台までの上位版「VVAULT Professional OEM」を添付しているほか、「VVAULT Professional OEM」のバージョンがVer3.0にアップデートされ、VVAULTをインストールした2台のマシン間で、バックアップやライブリカバリを実現するクラウドバックアップに対応した。

また、2つのドライブを独立管理し、各ドライブにドライブレターを割り付けするモードを新たに搭載した。

主な仕様は、搭載OSがWindows Storage Server 2008 R2 Workgroup SP1(64ビット)、外形寸法が約W102×D216×H150mm(突起部除く)、重量が約3.6kg。RAIDは、RAID 1/0/マルチディスクモード対応(出荷時はRAID 1)。最大同時接続台数は50台。インタフェースは、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×2、USB×5、eSATA×2、D-Sub。