NTTデータは8月28日、エヌ・シー・エル・コミュニケーション(以下、NCLC)と協力し、OpenFlowを利用した仮想ネットワーク管理ソリューションの展開において提携すると発表した。本提携により、OpenFlow技術のコモディティ化促進と仮想ネットワーク市場の活性化を図る。
NCLCはネットワーク分野における機器販売、インテグレーションを得意とするネットワークインテグレーターで、安価なOpenFlow対応スイッチ「Pronto」を持つ米Pica8の代理店であることに加え、OpenFlowの標準化組織である「Open Networking Foundation」へ加盟し、仕様検討や普及展開における議論に積極的に関わっている。
今回の提携により、NTTデータの統合運用管理ソフト「Hinemos」が持つ仮想ネットワーク管理機能と、NCLCが持つネットワーク環境に対するノウハウ、OpenFlow技術に対する知見、およびOpenFlow対応スイッチを組み合わせることにより、OpenFlow技術の効果的な導入を安価に行えるようになり、データセンターや企業内ネットワークにおける利用を促進できるという。
この提携において、NTTデータとNCLCはHinemosソリューションパートナー契約を締結済みで、NCLCがソリューション販売を行い、NTTデータはHinemos関連のソフトウエア提供および技術支援を行う。