三菱電機は8月28日、C言語のプログラムで製造ラインの各装置の制御を高精度に行うC言語コントローラ「MELSEC-Q」シリーズとして新製品「Q24DHCCPU-V」を発表した。

同製品は、プロセッサに「Intel Atom」を採用したほか512MBのワークRAMを搭載し、大容量のプログラムを高速に実行することが可能。従来のマイコンやパソコン環境で開発したC/C++言語プログラム資産を有効に活用でき、半導体やFPD、太陽電池の製造ラインの他、公共インフラ分野にも適用可能となっている。

また、システム制御用とユーザープログラム実行用に2つのプロセッサを搭載したことで、Atomがシステム制御側の負荷に影響を受けずユーザープログラムを実行できるのに加え、システムを停止させずにユーザープログラムの書き換えが可能となっている。

この他、複数のEthernet、SDメモリカードスロット、USBコネクタを搭載する他、PCI Express拡張コネクタの追加によりパソコン・マイコンからの置き換えが容易となっている。

なお、価格はオープン価格。8月31日より発売する。同社では、2012年度中に700台の販売を目指している。

C言語コントローラ「MELSEC-Q」シリーズ「Q24DHCCPU-V」