VMwareは23日(米国時間)、VMware Fusionの最新版である「VMware Fusion 5」を公開した。VMware FusionはMacユーザ向けに提供されている商用の仮想化ソフトウェア。VMware Fusionを利用することでMac環境上でWindowsやLinuxを実行することができる。
VMware Fusion 5では、Mac OS Xの最新リリースであるMountain Lion(Mac OS X 10.8)やWindowsの次期リリースであるWindows 8の対応が行われ、これらOSがゲストOSとして利用できるようになっている。また、Appleより2012年以降に販売されたMac新機種にも対応しており、RetinaディスプレイやUSB 3のサポート、16GB以上のメモリを搭載したMacでの利用可能などが追加されている。
その他にもLinuxの3Dデスクトップ環境への対応や仮想マシンライブラリのフォルダによる管理の導入、ワンクリックでのスナップショット保存、VMware Fusion 4より約40%のパフォーマンス向上、バッテリーライフの改善など70以上にも及ぶ新機能の追加や機能向上などが盛り込まれている。