ヴイエムウェアは8月28日、仮想化、ビジネス継続性、管理自動化などの機能を備えた仮想化プラットフォーム「VMware vSphere 5.1」の発売を、9月12日より開始すると発表した。価格は、1プロセッサあたり1万円から。
「VMware vSphere 5.1」には、機能を強化した最新のVMware vSphere Storage Appliance for Essentials Plusが搭載されている。
強化化された機能として、サーバの内部ストレージを共有ストレージ リソースに変換し、VMware vMotionやHigh AvailabilityなどのVMware vSphereのビジネス継続機能を、ハードウェアの共有ストレージなしで使用できようになった。
また、VMware vSphere Storage Applianceクラスタ内の仮想マシンで VMware vCenter Serverを稼働させることが可能になるほか、RAID 5/6/10がサポートされ、ストレージ容量をオンラインで追加できるようになった。
そのほか、VMware vSphere 5.1の新しいバックアップとリカバリの機能を活用して、ユーザーはバックアップ ポリシーをVMware vSphereに設定でき、vSphere Data Protectionは、組み込まれた重複排除機能を用いたエージェント不要のバックアップを可能にしている。
そして、VMware vSphere Replicationにより、仮想マシンのデータを複製することができ、自動化する製品の最新バージョンであるVMware vCenter Site Recovery Manager 5.1では、VMware vSphere Essentials Plus 5.1が新たにサポートされる。
VMware vSphere 5.1に搭載されているVMware vShield Endpointは、仮想マシンに対してアンチウイルスとアンチマルウェアの機能をオフロードするため、アンチウイルス エージェントを各仮想マシンにインストールする必要がなくなる。