NECは8月24日、伊藤忠エネクスに、コンテンツ配信クラウドサービス「Contents Director」や7インチのタブレット端末「LifeTouch B プラス」、10インチのタブレット端末「LifeTouch L」を提供したと発表した。

「LifeTouch L」には営業担当者に必要なセールスツールだけを一覧表示

「Contents Director」は、企業が保有する業務マニュアルやコンテンツプロバイダから提供される電子書籍などの様々なコンテンツを、端末の種類や情報の形式に合わせて配信することができるクラウドサービス。

これまで伊藤忠エネクスは、営業担当者は外出のたびに各自必要な資料を社内サーバから検索し、紙媒体に印字して使用していたが、今回のサービスにより、営業担当者の所属部署や担当地域・取扱商品等に応じて、本部が選定した製品カタログや製品デモ動画などのセールスツールをNECのクラウドサービス基盤に入稿し、公開日時を設定するだけで、営業担当者が持つタブレット端末に必要なセールスツールをタイムリーに配信することが可能になる。

サービス概要図

8月から7箇所の拠点で試験運用を開始し、10月からの本格運用を検討している。

また、伊藤忠エネクスでは、各種営業支援アプリケーションの開発、従来専用端末として利用していた保安携帯端末「i・Bingo」のタブレット端末への移行等、タブレット端末活用シーンを充実させていく予定だという。