A10ネットワークスは8月23日、楽天が、同社ロードバランサAXシリーズの「AX 2600GF」を採用し、ネットワークインフラ強化と従来の半数以下の台数への集約を実現、あわせて10Gbpsを搭載したAXシリーズが楽天のプライベートクラウド基盤に採用されたと発表した。
AXシリーズは、アプリケーションプラットフォームで、Webアプリケーションデリバリサービスを構成し、アプリケーションの可用性を最大化することによって企業やISPのビジネスをサポートする。
今回の採用により、AX 2600GFを中心に従来の半数以下の台数のAXシリーズが楽天の各サービスで利用されたことになった。楽天は今後、従来の3分の1の台数にまで集約を進める予定。
楽天のネットワーク構成 |
また楽天は、プライベートクラウド環境に10Gbpsを搭載したAXシリーズを採用し、仮想ネットワークとApplication Delivery Partition(以下、ADP)機能を組み合わせて、1台の筺体の中に異なる環境、異なる構成のロードバランサを構築。ADPやVRRP-A(パーティション単位でのHA構成機能)機能を活用することで、N+1で冗長性を確保し、今後の増強も2台セットの追加は不要となった。