エプソンは、A4モノクロインクジェットプリンタの新商品として、モノクロファクス複合機「PX-K751F」、A4モノクロプリンタ「PX-K701」、コンパクトサイズの「PX-K150」を11月初旬より発売すると発表した。価格はオープンで、市場想定価格は「PX-K751F」が3万円台中盤、「PX-K701」が1万円台後半、「PX-K150」が7,000円台後半。
プリント、コピー、スキャン、ファクスの機能を1台に搭載したA4モノクロインクジェット複合機「PX-K751F」、ならびにA4モノクロ単機能モデル「PX-K701」は、モノクロ文書A4・1枚あたり約1.8円(用紙コストは含まず)という低ランニングコストが特徴。また、同等クラスの同社製ページプリンタ(商品名:LP-S120 ETカートリッジ型番:LPB4T15使用時、2200枚)を上回る約1万枚のプリントが可能な大容量インクカートリッジを搭載しているため、オフィスの経費削減に貢献するモデルだとされている。
同2機種については、自動両面印刷に標準対応、10万ページ(A4印刷時)という耐久性、16ipmの高速印刷を実現。用紙カセットの給紙容量は最大500枚となっており、用紙の入れ替えや補充の手間を簡略化できるとのこと。それとは別に封筒・厚紙・はがきなどの特殊用紙の給紙も可能な「リアASF」を搭載。また、タブレットやスマートフォンからの出力を可能にする「Epson iPrint」機能にも対応している。
「PX-K150」は、コンパクトサイズ(幅392mm×奥行264mm×高さ148mm)のA4モノクロインクジェットプリンタ。耐久枚数は5万ページ、印刷コストはモノクロ文書A4・1枚あたり2.5円(用紙コストは含まず)と低コストを実現。リア給紙の採用により、封筒・はがきなどの特殊用紙への印刷も可能となっている。有線LANに加えて無線LANにも標準対応した。
同社の調査によると、2011年度のA4モノクロプリンタ市場は対前年比109%に拡大。こういったモノクロプリントの需要に対応するため、今回の3機種が投入されたという。