GDB allows you to see what is going on `inside' another program while it executes.

GNUプロジェクトは17日(米国時間)、GDBの最新版となる「GDB 7.5」を公開した。GDB(The GNU Project Debugger)は、GPLライセンスのもと提供されているオープンソースのデバッガ。Ada、C、C++、Objective-C、Pascalなど様々な言語をサポートしており、数多くのプロセッサや多様なプラットフォームに対応している。

GDBはGNUソフトウェア向けに開発されている高性能デバッガ。GDB 7.5の主な新機能は次のとおり。

  • Go言語のサポート
  • x32 ABI/microMIPS/Renesas RL78/HP OpenVMS ia64アーキテクチャの対応
  • Pythonサポートの改善
  • SystemTapプローブを含むSDT(Static Defined Tracing)プローブのサポート
  • GDBサーバのstdio接続、ブレークポイントの条件評価、リモートプロトコルを改良
  • ARMアーキテクチャにリバースデバッグを追加

その他にも共有ライブラリのロード/アンロード時に停止する機能や動的printf関数の改良など細かな強化や改善が施されている。GDB 7.5の詳細な変更点についてはリリースに含まれているNEWSファイルが参考になる。