MoMA(ニューヨーク近代美術館)のミュージアムショップと同様の品揃えを誇る日本国内の「MoMA DESIGN STORE」にて、これから登場する新作商品の内覧会が行われた。MoMAのキュレーターたちが選び抜いた新作アイテムの中から、デザイン雑貨を中心にピックアップしていく。
「こどものためのデザイン」にちなんだ新商品
MoMA DESIGN STOREでは洗練されたデザインのアイテムを多数取りそろえているが、今回の新作発表でひときわ目を惹いたのは、玩具などの「こどものためのデザイン」。これは、現在MoMAで開催されている展覧会「Century of the Child」にちなんでのこと。子ども向けのデザイン雑貨・玩具だが、大人でも夢中になってしまう魅力を放つものばかりだった。
色鮮やかなパーツが目を惹くデンマーク製の「Plus Plus Mini ブロック」(300ピースセット:2,100円、600ピースセット:3,675円)は8月下旬よより販売開始 |
8月下旬より発売される「ナノブロック」シリーズから、東京スカイツリー(2,625円)と東京タワー(1,554円) |
ナノブロックはさまざまなモチーフごとにパッケージ販売される(写真中のものは各787円) |
米国の画家・Keith Haring氏の絵を元にした子ども用のプルトイ(8,400円) |
Eero Aarnioの「パピー グリーン」(1万5,750円) |
Chuck Hobermanの「スフィアボール」(大:3,999円、小:2,100円)は触ると一瞬で縮むなど、意外なアクションが好評だという |
身につける個性的なデザイン雑貨たち
ファッションに取り入れられる個性的なデザインの服飾雑貨なども多い。中でも、PCのキーボードを約400個使用して作られたハンドバッグ「キーボードバッグ」は、意外な素材を使ったアイテムとして注目されていた。
腕時計の新作も多く、タイマーの鳴動がバイブレーションで行われるデジタル腕時計「MUTE WATCH」など、ユニークな見た目のものが勢揃いした。
鮮やかなカラーバリエーションの「SOMETIMES WATCH」(1万5,500円) |
スイスの時計メーカー「MONDAINE」の新作「スイスレイルウェイ Aura ウォッチ」(3万1,500円)は、印象的なデザインの文字盤をあしらったネクタイピンつき |
キッチンウェアや文具にも新作を投入
キッチンウェアや文具については、日常生活に溶け込みやすい、かわいらしいデザインのものが多く選ばれていた。和を感じさせる日本のデザイナーによる雑貨も多く、これらは日本のMoMAスタッフが推薦し、今年のセレクションに加わったものだという。各ストアの本拠地ともいえるニューヨークでお土産に喜ばれ、かつ日本人から見ても遜色のないデザインのものだけが加わっているのだろう。
MoMAオリジナル商品も登場!!
印象的なMoMAのロゴが入ったTシャツがリニューアルされたほか、毎年色合いを変えて登場しているという、日本製のオリジナルマフラーも登場するとのことだ。
Toshio MatsuiによるMoMAオリジナルの「シママフラー ポップアート」(5,800円)は9月下旬登場予定 |
MoMAロゴ入りのTシャツ「MoMA バーティカルロゴ Tシャツ」は定番アイテムだが、ロゴの配置が変更になったという |
ここで紹介した以外にも数多くのアイテムが順次投入されていく予定。日本国内では、東京・表参道にある店舗のほか、公式のWeb通販ストアにて購入することができる。