インテリジェンスが運営する転職サービス「DODA」は8月9日、25歳~39歳のビジネスパーソン5,000人を対象に実施した休日に関するアンケートの結果を発表した。同調査では、年間休日数に加え、通常休日(法定休日・所定休日)、夏季休暇、年末年始休暇、有給休暇(実取得)、特別休暇それぞれの日数を職種別に比較している。
年間休日数の平均は124.0日で、内訳は通常休日(法定休日・所定休日)が102.8日、夏季休暇4.3日、年末年始休暇5.2日、有給休暇(実取得)10.1日、特別休暇1.5日という結果が出た。56の職種別では、「製造系-研究開発」の134.1日が最も多かった。これに、「製造系-設計/開発」(134.0日)、「営業系-MR(医薬情報担当者)」(133.0日)が続き、上位10職種のうち4職種が製造系となり、メーカーの技術職は休日が多いことがわかったという。
夏季休暇が最も多かったのは「製造系-設計/開発」の6.2日。同じくメーカー系の職種として、「製造系-生産技術/生産管理」(2位)、「企画・管理系-知的財産/特許」(5位)、「製造系-研究開発」(6位)、「営業系-メーカー」(8位)、「企画・管理系-購買」(9位)が上位にランクインしており、同サイトでは「メーカーはお盆に工場の稼働を停止させる企業が多いため、長期休暇を取りやすい」とコメントしている。
有給休暇(実取得)の日数が最も多かったのは「金融系-ファンドマネジャー/アナリスト」の145日だった。上位5職種はいずれも年間休日数は56職種中20位以下だが、有給休暇は取得しやすい環境にあるようだ。
特別休暇の日数は、1位の「システム系-ITコンサルタント」(4.8日)、2位の「金融系-投資銀行業務」(3.8日)をはじめ、上位5職種中4職種は有給休暇の多いトップ5がランクインしている。その背景について、「これらの職種はプロジェクト単位で進める仕事が多いという共通点があり、プロジェクトが終了して次のプロジェクトが始まるまでの間は、休暇が取りやすい」と分析されている。