マイクロアドは8月8日、国内におけるRTB(Real Time Bidding)経由のディスプレイ広告市場に関する調査を実施し、その結果をもとに2016年までの市場規模の試算を発表した。
国内におけるディスプレイ広告の配信は、1インプレッションごとにオークション方式で最適な広告枠に入札するRTB方式への移行が進んでおり、同社は"RTB元年"である2011年の市場規模を66億円と試算している。
2012年はさらにニーズが増加し、市場規模は前年対比4倍の256億円まで拡大する見込み。2013年以降も、大手ポータルサイトやアドネットワーク各社、SNS提供事業社によるRTB経由のディスプレイ広告配信面の拡大などが予想されている。RTBによるディスプレイ広告取引は年々増加すると見られており、2016年にはディスプレイ広告の25.7%がRTB経由の配信になり、市場規模は1000億円を超えると予測されている。