NTTデータはこのほど、同社の提供する「クレジットデータ伝送システムサービス」(CDSサービス)において、インターネット回線を使ってデータ伝送を行う「SFTP手順」の対応を開始した。

CDSサービスは、クレジットカード決済の清算業務などを効率化するためのもの。同社は、クレジットカード取引に伴う運用業務負担やコストの軽減に対する要望が高まっていることや、インターネットを介して情報をやりとりする際のセキュリティが整ってきていることから、SFTP手順への対応を決めたという。

従来のCDSサービスは、ISDN回線のほか「HULFT(ハルフト)手順」や「全銀手順」というファイル伝送用パッケージが必要だったが、SFTP手順の対応開始により、インターネット回線のみでサービスが利用可能になる。CDSサービスのためにISDN回線や伝送用パッケージを用意する必要がなくなり、導入コスト数十万円と回線利用料数万円を削減できるという。

CDSサービスのイメージ

操作画面イメージ