NTTアイティは、会議参加者のiPad、iPhone、Androidタブレット/スマートフォン、Windows PC、Mac(以下タブレット等)に同一の資料を配布可能にする「ミーティングプラザ ペーパーレス会議サービス」を、8月8日より開始すると発表した。

同サービスが提供するQRコードを会場内に掲示し、それを各参加者がタブレット等で読みとることで、会議資料の取得が可能となる。会場に備え付けのタブレット等だけでなく、参加者の私物も利用可能となるため、社内会議に限らず公開の講演会、セミナー、大学の講義などの広い範囲で使用することができるという。

「ミーティングプラザ ペーパーレス会議」の利用イメージ

同社によれば、ペーパーレス会議は省資源、経費削減、会議効率化などから導入が期待されているものの、操作が難しい、導入コストが高い、会議室ディスプレイの視認性が低い、などの理由で普及がいま一歩の状態にあるという。そこで、従来から同社が提供してきたWeb会議サービス「ミーティングプラザ」の技術を応用し、前述の問題を解決し、単純な操作でタブレット等の画面に会議資料だけを配信する技術を開発した。

「ミーティングプラザ ペーパーレス会議サービス」のQRコード操作イメージ

使用できる端末は、iPad、iPhone、Androidタブレット/スマートフォン、Windows PC、Macなど、ブラウザ機能を持つものであれば、ほとんどの端末が利用可能。QRコードやURLリンクで会議資料が掲載されているWebページのURLを提供し、パスワード認証によってセキュリティを高めることもできるようになっている。会議資料のファイル形式について、Windows PCで起動するMicrosoft Office、ワープロ、メーラーなど、ほとんどのアプリケーションのファイルを会議資料として使用でき、会議中でも資料の編集が可能だとしている。

価格は、初期費用が3万円、月額基本料が1,500円/接続となっている。接続について使用時間制限はなく、年間一括前払いの場合15%引きが適用される。価格の積算例として、仮に発表者以外に10人が参加する会議の場合であれば、初期費用が3万円、毎月1万5,000円という費用になるとしている。