富士通と富士通フロンテックは8月8日、PCログイン専用の非接触型手のひら静脈認証装置「PalmSecure-SLセンサー」を開発、同日より外付けタイプのスタンダードセンサーとマウスタイプセンサーの発売を開始すると発表した。

「PalmSecure-SLセンサー」

同製品は、従来製品であるPCログイン専用センサー「PalmSecure-LTセンサー」の認証レベルを維持したまま、体積比約4分の1に小型化した、1対1認証対応の認証装置。外形寸法はW48×D48×H16.4mmで、手ぶれ対策、ガイドレス認証及び省電力モードを備えている。 同社調べによれば、2012年8月現在、世界最小・最薄だという。

高速撮影機能による手ぶれ対策およびガイドレス認証として、手のひらを連続で高速撮影した中から、最適な画像を瞬時に選び出して自動的に照合する機能を搭載。これにより、手のひらを置いて固定させるためのガイドを不要とし、センサー上に手のひらをかざす動作の中での認証が可能となるため、軽快に操作することができる。

手のひらをかざす動作で認証

また、センサーを使用しない状態が10秒間続くと、自動的に省電力モードに移行する省電力機能を搭載し、これにより、消費電力を最大2.5Wから約0.2Wに削減することができる。 価格は、「PalmSecure-SL」(スタンダードセンサー/セット/他)が1万7,500円(税別)から、「PalmSecure-SL」(マウスタイプセンサー/セット/他)が1万9,500円(税別)から。