京セラコミュニケーションシステム(以下、KCCS)は、小・中規模のネットワークに対応したクラウド型ネットワーク脆弱性診断サービス「nCircle PureCloud」の提供を開始したと発表した。価格は、1IP当たり年間8,000円(税別)で、最低購入数は10IPとなっている。
「nCircle PureCloud」は、nCircle Network Securityが提供するアプライアンス型の脆弱性・リスク管理システム「nCircle IP360」を使ったクラウド型ネットワーク脆弱性診断サービス。
一般に、イントラネット内への脆弱性診断を実施するにはアプライアンスなどの専用機器を導入する必要があるが、同サービスは、クラウド型サービスのためシステム導入が不要で、イントラネット内のクライアントPC・サーバに対する脆弱性診断をタイムリーかつ低コストで行える。また、グローバルでの利用も可能で、海外拠点や子会社を含めたグループ企業全体で統一したリスク管理ができる。
診断結果はインターネット経由でいつでも閲覧可能で、診断情報もクラウド上に暗号化された状態で保存され、端末上には残らない。
同社では、同サービスにより、イントラネット内に存在する脆弱性を可視化し、リスクを把握することができ、さらに、リスクに対して優先順位が付けられているため、効率的な対策が可能になるとしている。