富士通グループの富士通と富士通エフサスは8月7日、綜合警備保障(以下、ALSOK)、NTTドコモ、ALSOK岩手、福島綜合警備保障と共同で、仙台市が行う「仙台市ひとり暮らし高齢者等生活支援システム運営事業」に参加すると発表した。

この事業は、現在、宮城県仙台市内の応急仮設住宅に住んでいる、65歳以上のひとり暮らしの人、重度の要介護者と同居している人など、緊急時に対応できる人がおらず、実質的にひとり暮らしと同じ状態とみなされる65歳以上の人、身体障害者手帳の障害の程度が1級または2級で、18歳以上のひとり暮らしの人に対して、通信機器等を貸し出し、緊急通報や見守り、日常会話といったサービスを提供するもの。

「仙台市ひとり暮らし高齢者等生活支援システム」概要図

同サービスの内容は、らくらくホンを利用することにより、宅内だけでなく外出時(宮城、岩手および福島県内対象)の緊急通報に対応し、宅内の火災やガス漏れについても自動通報により対応する「緊急通報サービス(NTTドコモ・ALSOKグループ)」。そのほか、トイレのドアに取り付けた開閉センサーに12時間以上反応がない場合、自動通報により安否確認を行う「緊急通報サービス(NTTドコモ・ALSOKグループ)」や孤独感や不安感を和らげるため、日常会話ができる24時間対応のコールセンター設置の「日常会話コールセンターサービス(ALSOK・富士通グループ) 」なども行う。