日本ベリサインは8月6日、ベリサインSSLサーバ証明書、コードサイニング証明書 / セキュアメールIDの購入サイト「ストアフロント」において、取り扱いサービスの拡充と機能追加を発表した。需要の高まるコードサイニング証明書の製品が追加され、SSLサーバ証明書のマルチドメインオプション(SANs)やセキュアメールIDも購入可能になるという。

今回ストアフロントで購入可能になったマルチドメインオプション(SANs)は、1枚のSSLサーバ証明書で、複数のコモンネーム(FQDN名)をサポートする。複数のコモンネームに対して、CSR生成、申請、インストール作業が一度で済ませられるという。また、1枚のSSLサーバ証明書しかインストールできない仕様のサーバでも、複数のコモンネームでのアクセスが可能になるほか、1つのグローバルIPアドレスしか使えない場合にも1枚のSSLサーバ証明書で複数の独自ドメインでのSSL通信が行える。

マルチドメインオプションのイメージ

また、コードサイニング証明書の製品として、Microsoft Office and VBA / Adobe Air / Javaのそれぞれに対応したDigital IDが追加された。これにより、各アプリケーション運用時の安全性・信頼性が高まるという。コードサイニング証明書の更新時期も大幅拡張され、従来は有効期間終了日の89日前から更新申請が可能だったが、今後は更新対象となる元証明書の発行日から30日が経過していれば、いつでも更新申請を行えるようになる。

証明書の種類

このほか、これまで専用フォームからの購入となっていたセキュアメールIDも、今後はストアフロントから申請できるようになり、申請履歴の管理や、納品書・請求書の発行が容易になった。