伊藤忠商事は8月6日、電力不安及び災害対策に対応した可搬型大容量電池の販売を開始すると発表した。同商品は同社が市場ニーズをもとに企画し、保護回路大手の韓国Nexcon Technologyが製造したもの。

可搬型大容量リチウムイオン電池

特徴は、幅27cm×奥行33cm×高さ44cmのコンパクトで可搬性の高い筐体に2.2KW時の電池容量を有する点で、32インチテレビで15時間の視聴、スマートフォン/携帯電話なら140時間の充電が可能で、冷蔵庫を稼働させることもできる。

同商品は、用途別に一般ユーザー向けと医療機関向けの2モデルを用意。医療機関向けモデルの開発には、人工呼吸器製造販売業者のアイ・エム・アイの協力を得ており、家電のほか人工呼吸器、吸引器、酸素濃縮器等の医療機器を稼働させることができる。人工呼吸器では約50時間の稼働が可能。

伊藤忠商事は企業、コンビニ、マンションへの販売を開始、アイ・エム・アイの協力も得ながら病院・クリニックなどにも並行して販売していく予定。

同社では可搬型商品以外にも、家庭用途、工場・商業ビル用途、大規模再生可能エネルギー用途等定置用蓄電池のラインアップを拡充させ積極的に販売していく。