アドビ システムズは、IT大手アドバイザリ会社であるガートナーが実施する「Vender Rating」の最新レポートにおいて、同社が総合評価で「Positive」を獲得したと発表した。
Vender Ratingは、さまざまなIT企業を技術面や経営・組織面、製品・サービス面などで包括的に評価するもの。マーケティングやサポートに至るまでも評価の判断材料としており、信頼性のある調査結果として各所で支持されている。
5月25日に発行された今回のレポートでは、アドビ システムズのクラウドサービス、電子書籍、デジタルマーケティングなどの最新の取り組みについて評価している。また、同社のDigital Publishing分野についてはデジタルメディアとデジタルマーケティングの両分野の懸け橋となる技術だろうと言及しており、総合評価で「Positive」とした。
今回の評価について、アドビ システムズの代表取締役社長であるクレイグ・ティーゲル氏は「電子書籍は、現在われわれが注力しているデジタルマーケティングソリューション『Adobe Digital Marketing Suite』の活用チャネルとしても有効であり、アドビシステムズの強味を総合的に提供することが可能です。電子書籍の閲覧環境が急速に充実する中、電子書籍ビジネスの制作プラットフォームは大いに期待ができます」とコメントしている。
なお、評価結果の詳細は同社のWebサイトより閲覧可能となっている(英語のみ)。