シマンテックは8月3日、財務・会計システムや経営情報サービスを提供するミロク情報サービス(MJS)が、シマンテックのデータ保護ソリューション「Symantec NetBackup」を導入したことを発表した。
Symantec NetBackupは、保管するデータ量とネットワークトラフィックを減らし、全体的なコストを削減するデータ保護ソフトウェア。重複排除機能を活用したリモートバックアップにより、各拠点の業務データをより安全なデータセンターで一元保管できるほか、ネットワークのトラフィック量に応じて自動的に転送データを増減し、途中で中止されたジョブを直前ポイントから自動的に再開する機能なども備えている。
MJSは2011年3月の東日本大震災を契機に、業務データのバックアップと保管のリスクを見直した結果、全国30拠点に分散保管されていたデータの保全性を高めるため、Symantec NetBackupの導入を決めたという。Symantec NetBackupの採用理由としては、優れた重複排除機能や、ソフトウェアならではの柔軟性・拡張性などが挙げられている。既に、2012年1月末からSymantec NetBackupの導入を開始しており、その後順次、重複排除機能を活用して拠点データをデータセンターへ転送する新しい運用を行っているとのこと。
今回の導入では、Symantec NetBackupの重複排除機能を活用して15TBのバックアップ対象データを1ヵ月バックアップした結果、一般的な方法では約65TBとなるデータ量を11TB弱の容量に抑えられたといった結果も出ているという。