LSIは、クライアントPC向けLSI「SandForce SF-2200/2100 フラッシュ・ストレージ・プロセッサ(FSP)」の新機能を発表した。
同製品はUltrabookの消費電力低減要求を満たすと同時にフラッシュ・ベース・テクノロジーによる高い性能を発揮するように設計されたもので、SSD内のフラッシュメモリを管理し、急成長しているUltrabook市場で要求されている性能と消費電力効率の両面で改善をもたらすインテリジェントなコントローラチップ。
新たに追加された機能の1つに電源管理最適化ソリューションがあり、これによりSSDメーカーはバッテリー動作時間の延長とシステム再起動時間の短縮が可能になるという。具体的には、消費電力の低減によりUltrabookのバッテリー動作時間を1時間延長することが可能になるほか、システムの起動時間と再起動時間の短縮を図ることが可能になるという。
また、このほかの新機能としては、薄型化要求条件への対応、SATA 6Gb/sホスト接続のサポート、NAND型フラッシュメモリ24GB~512GBにアドレス可能、ほぼすべてのMLCフラッシュファミリのサポートなどが新たに追加されている。
なお、同社ではすでに1,000万個を超すSandForce FSPを出荷済みとしているが、出荷数量はNAND型フラッシュメモリの爆発的な需要の伸びと低コスト化により、今後も引き続き増えて行くことが予測されるとコメントしている。