富士ゼロックスは7月31日、エンジニアリング市場向けに図面コピー/紙図面電子化/広幅出力業務を一台で効率的に運用できるA0サイズに対応したデジタル複合機「DocuWide 3035 MF」の発売を8月17日から開始、あわせて中国・アジアパシフィック市場にも10月から順次投入すると発表した。価格は228万円(税別)。

「DocuWide 3035 MF」

「DocuWide 3035 MF」はモノクロスキャン203.2mm/秒、カラースキャン67.6mm/秒の高速スキャンができ、連続プリント出力中でもスキャンモードに切り替えてスキャンを開始することができるコンカレント動作など、作業の効率化を促進。

「マルチ送信」機能を標準装備しており、操作パネルからの指示で、スキャン文書をPCの共有フォルダに保存したり、本体からプリントしたり、ネットワーク上の複合機やプリンタに出力することができ、また、一回の原稿読み取りで、ネットワーク上のPC2台、複合機・ネットワークプリンタ5台まで同時に転送し、効率的にデータの保存やプリントを行うことができる。

ユーザーインタフェースには10.4インチカラー液晶ディスプレイが採用され、見やすく使いやすい操作環境となっている。

そのほか、セキュリティ対策として、本体ID認証やICカード認証を行い利用者を制限したり、機密文書の出力に役立つセキュリティプリント、ハードディスク蓄積データの暗号化、上書きに対応することで、データが外部に漏れたり、第三者によって解析されることを防ぐ。

主な仕様は、解像度が600×600dpi、連続複写速度がA0サイズ3枚/分、最大消費電力が1.5kW(スリープモード時13W以下)、外形寸法がW1,410×D710×H1,420mm、重量が260kg。