コクヨとグループ各社は7月31日、全ワーカーが「未来の働き方」をイメージした「働き方」変革の取組みを開始すると発表した。まずは、場所や時間に制約されないモバイル/クラウドを活用した「脱PC」の働き方を実践していく。

「未来の働き方」への変革とは、ワーカー自身が今までのコミュニケーションのあり方や業務の進め方についてゼロベースで見直してアイデアを出しながら、多様な「働き方」を実験的に試行錯誤していく取り組み。

これらの取り組みのベースとなるグループ内情報インフラの整備として、コクヨグループ全社(国内・海外を含む)約6500人を対象にGoogleAppsの導入(7月末に本格導入)やスマートデバイスの導入拡大などに着手する。

一方、当たり前となっている1人1台のPC環境を見直して「脱PC」へ転換していく。現在、PC依存による弊害が生じているとして、、PCの利用頻度が低いワーカーは共有PCとスマートデバイスの活用に切り替え、全ワーカーに対しては「顔を合わせて議論する時間」「本質を深く考える時間」といった「創造する時間」へのシフトを促していく。

また、事業のグローバル化推進に向け、国内拠点と海外拠点のコミュニケーション基盤を統一することで、言語や文化、価値観の異なるワーカーとの交流を促す。具体的には、海外拠点向け掲示板、各国現地の社員紹介DB、各国現地からの情報発信サイト、グループ内SNSなどの活用を通じて、国籍の違うワーカー間のコミュニケーションを促進していく。