SAPジャパンは7月30日、3ヵ月以内の短期間で安価な導入を可能にするSAPソリューション導入パッケージ「SAP Rapid Deployment Solutions」において5種類の新製品を発表した。ソフトウェアライセンス、ベストプラクティスベースのコンテンツやテンプレート、導入・教育サービスなどを含み、トータルの価格は1,000万円前後からとなる。
「SAP Rapid Deployment Solutions」は、SAPアプリケーションのソフトウェアライセンス、導入・教育サービスが含まれる簡易導入パッケージで、発表された新製品は、次の5種類となる。
「Rapid database migration of SAP NetWeaver Business Warehouse to SAP HANA」は、既存のSAP NetWeaverBWのデータベースをSAP HANAへ移行することでシステムの利用価値を高めることができ、そのためのデータベース移行サービスを定額料金で提供するもの。
「SAP ERP Rapid Deployment Solutions for operational reporting with SAP HANA」は、SAP HANAを用いてSAP ERPレポートをリアルタイム分析でき、その導入を定額料金で提供するもの。
「Rapid Deployment Solutions for Mobile applications and Infrastructure」は、SAPソフトウェアを中心とした各システムに接続するモバイル開発基盤(Sybase Unwired Platform/SAP NetWeaver Gateway)およびSAP ERPと接続するモバイルアプリケーションを定額料金で導入するもの。
「Afaria rapid-deployment solution」は、モバイル端末の社内展開に必要な管理基盤(Afaria)を定額料金で導入するもの。
「SAP SRM Self-Service Procurement rapid-deployment solution」は、Webを利用した従業員による簡易購買システムを短期間で導入するもので、電子カタログやワークフローを用いて内部統制に基づいた業務プロセスに対応。