コニカミノルタプラネタリウムと凸版印刷は7月27日、両社が制作したプラネタリウム番組「世界遺産 宇宙への祈り」を、9月8日から東京都豊島区の「コニカミノルタプラネタリウム 満天 in Sunshine City」で公開すると発表した。

両社は2011年6月から、文化財デジタルアーカイブの全天周ドームスクリーン投映用コンテンツの共同開発を進めており、同番組はその第1弾となる。三次元計測やCG表現による高精細映像で、マチュピチュ、アンコール遺跡バイヨン寺院、東大寺大仏殿の3遺産を巡る内容になっている。

同番組は、文化財デジタルアーカイブの公開手法として凸版印刷が開発したバーチャルリアリティシステム「トッパンVR」を、コニカミノルタの全天周映像作成・投影技術に応用して制作されたもの。立体感と奥行き表現に優れたトッパンVR作品を広大なドームスクリーンに投影することで、非常にリアルな臨場感と没入感を実現したという。

「世界遺産 宇宙への祈り」のタイトルイメージ

満天での上映期間は2012年9月8日~2013年3月3日で、上映時間は約40分。満天での公開後は、全国のプラネタリウム上映館へも配給される予定になっている。