Googleは7月26日のGoogle AdSense 公式ブログにおいて、新しい広告タイプである「エキスパンド広告」の提供を近日中に開始すると発表した。

エキスパンド広告は、ユーザーが広告をクリックすると広告が拡張して表示されるタイプの広告クリエイティブ。エキスパンド広告上で、映画の予告編やゲームプレイ動画の一部を表示することも可能で、通常の広告表示よりもユーザーの注目をひきつける効果があるという。広告クリエイティブが拡張表示される際はページコンテンツのレイヤーとして表示されるため、Webページのデザインに影響を与えることはないとしている。

エキスパンド広告のイメージ

エキスパンド広告の提供開始後は、AdSenseの広告ユニットの設定で「テキストとイメージ / リッチメディア広告」か「イメージ / リッチメディア広告のみ」を選択すると、エキスパンド広告が利用できる。すべての広告がエキスパンド広告になるわけではなく、従来の広告についても引き続き表示される。

また、エキスパンド広告も他の広告と同様に、CPC(広告1クリックあたりの単価)、CPM(広告1000回表示あたりの単価)により収益が得られる。CPC広告の場合は、ユーザーがエキスパンド広告を開いた段階では収益は発生せず、広告をクリックしてランディングページに遷移した場合にのみ収益が発生する。

なおエキスパンド広告は、同社認定の第三者配信事業者による第三者配信として提供され、広告主は広告配信事業者を通して広告を掲載することになる。