CUPS is the standards-based, open source printing system developed by Apple. |
Apple及びCUPS開発チームは7月25日(米国時間)、オープンソースの印刷システムの最新版「CUPS 1.6.0」を公開した。CUPSはもともとEasy Software Productsによって開発されていた印刷システム。2007年7月にAppleが同社を買収し、現在はUnix系プラットフォームだけではなくMac OS Xにおける印刷システムとして活用されている。
CUPS 1.6は、昨年7月25日公開のCUPS 1.5以来、一年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。CUPS 1.6では、Avahi (Zeroconf仕様の実装)を利用したBonjourのネイティブサポートが追加されている。また、カラー管理システムのサポート追加が行われており、いくつかのプリントフィルタがLinux財団支援のプロジェクトへと移管されている。このほか、IPP 2.0の準拠、SNMPのサポート、パスワード認証のサポート、サーバ標準のユーザ名を設定する機能などが実施されている。
また、Appleでは同日にCUPS 1.5.4もリリースしている。こちらは、IPPおよびUSB周りのいくつかの問題が修正されている。CUPSはGPLおよびLGPLのもとオープンソースで公開されており、各バージョンのソースコードはプロジェクトサイトから取得できる。