博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は7月25日、小学生のメディア利用や生活実態に関する調査結果を公開した。今回の調査は、ブロードバンドによるPCの常時接続が一般的になった環境で生まれ育った小学生のメディア利用の実態を把握し、今後のメディアの方向性を予測する目的で実施されたもので、。東京都 / 神奈川県 / 千葉県 / 埼玉県の小学生が調査対象となっている。

発表内容によると、小学生のPC利用率は80.8%で、56.2%は週1回以上利用している。利用率は学年が上がるほど高くなり、5~6年生では90%を超えている。また、5~6年生女子は、毎日PCを利用する割合が30.0%となっている。

PCの利用状況

PCの利用開始時期に関しては、小学校入学前からPCを利用しているケースが最も多く、半数以上が小学1年生までに利用をはじめている。

PCの利用開始時期

利用目的はWebサイトの閲覧が最も多く56.9%。1~2年生ではゲーム目的の利用が51.9%と高いが、5~6年生ではゲーム目的の利用は25.7%で、勉強や調べ物などの割合が増している。

PCの利用目的

また、小学生の携帯電話所有率は37.2%という結果が出ている。所有率が一番高いのは5~6年生女子で59.0%。携帯電話所有開始時期に関しては、1年生で携帯電話を持ちはじめるケースが最も多く、機種は「子ども向けケータイ」が最も多い。利用目的は通話とメールがメインで、携帯電話でのネット利用はまだ少ない。

携帯電話の所有状況

所有する携帯電話の種類

携帯電話所有開始時期

携帯電話の利用内容

小学生のメディア・コンテンツ接触時間に関しては、テレビが116.0分で最も多く、次いでゲーム、本、PCとなっている。PCの接触時間は高学年になるほど増えており、メディアとの総接触時間も高学年ほど増加している。

メディア・コンテンツ接触時間